今日は福西が担当いたします。まずは前日のブログの返信を。
将来の夢は何であったか、また今の先の夢、でしたね。
小さい頃は読売ジャイアンツに入りたかったです!中学生はバレーボール選手で二十歳で女子サッカー選手の夢を諦めました。スポーツと図工しか能がなかった口です(苦笑)
はてさて、表題の「キレイ」ということ。ですが、、
「ものづくりの根本はなんですか?」と聞かれると、迷わず「整理整頓です」と答えます。
「キレイ」ということがどの様な事か分かることはとても大切であると思っています。「一流品を見なさい」とは良く言われることですが、もちろんそれもしかり。
ですが根本は「整理整頓」。
材料を揃えてキレイに積み上げる、仕様ごとに納まりの良いように配置する、足元が広がらないように長さのある材料も立たせる。特例もありますが、「キレイ」な仕事をしている人はよくホウキを持っている気がします。
数年前の工場は、製作していると突然社長がやって来て、フロア一帯を無言で片付け始める毎日でした。それはそれは、恐ろしかったこと。社長が片付けをした後には、散らかっていた材料はどこへいったのか、台風の後のように何にもなくなるのです。ですが、ごみ箱には捨てられていない様子。
またある時は、材料倉庫で製材した後に、「さぁ、片付けるか!」と社長は言いました。厚みも長さもバラバラのこれだけの端材を一体どうやって!?その後それはこうやってあぁやって、さらにこうして、すっかり一帯は「キレイ」になりました。
「キレイ」ということが分かっているということは、ものづくりする人にはとっても大事なことです。新人さんたちは今、頑張って「キレイ」を身につける練習をしていますが、それが出来ると技術者への道は拓かれていると思います。作り始めてからの伸びが早い!と思うのです。
近年の大西商店では建具に限らず製品の分野が広がり、材料も加工も多種多様です。また、製品の納期が速く一つが終わるとまた次と、常に速さが求められます。
安全で「キレイ」な工場にしたい、それはみんな思っているはずです。誰か一人だけで背負うのではなくて、大西商店では幸せなことに社員が20人近く居ますから、一人一人が仕事の終わった節目に手早く片付ける、またはモノを動かしたら元に戻す、ということを心掛ければ絶対に「キレイ」は作れると思っています。
話は戻りまして、私の目下の夢、それは適切な材で「キレイな商品」を作るということでしょうか。ものづくりは奥が深くて面白いのです♪