「刃物たるべく職人の昭和」より考える

2022/02/21 | Categories:ブログ

職人間で借りました、東京の道具商土田昇氏刃物たるべく「職人の昭和」

職人という職業、過去聞かされてきた話に「受け取り仕事の時代、職人の朝が早いのは自分の道具を他人に痛められない為だと、仲間内で仲良くするのもまた同様だ」と「気性が荒く言葉を知らない」という自分が職人でありながらの劣等感で、私の印象は大きく占められており、見てきた世界もまた、けして否定はできないものでした。

この本を読み進める毎にそれが変わっていくのかという微かな希望を持っていますが、「新しい時代の職人たち」という題目の中に既にその片鱗を見つけました。

名工と言われる鍛冶屋、希代の名人大工、また叙勲を受けた建具職人も登場するわけですが、モノづくりの本質についてうまく文章という限られた表現方法の中で、巧みに言葉を並べ立て、想像が安易な様に話の妙を作っています。

ここから得られる「建具考」が、私にはまざまざと思い描かれますが、また雷に打たれた際に続けて感想を述べることにします。

福西


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