少々、変わっています。

2013/04/20 | Categories:ブログ

「職人は数字を知らない方が良い」と世間では聞きます。

んがっ・・・

大西商店では職人が自ら材料原価や作業時間から商品代金をはじく事が、類い稀ではありますが・・・あります。

職人という世界は、お客様の望まれる以上の手を掛けてあげる職業です。
ですから、仕上がりは同じように見えても、ついつい良い仕事をしてしまうのです。

 
世の中には国賓を迎えるような超一流ホテルの大広間の大欄間を手掛ける人間国宝でも、あまりに技術を突き詰め過ぎて、自分のスーツも仕立てられないとか・・・。

それはそれとして、私の意見も、「事務と製造」、お互いプロですから、領域には手を出さず口を挟まずする事が、互いを尊重し合える秘訣であると思います。

しかし、大西商店は違うのです。少々、混ぜっこ、変わっています。。
社長曰く、職人が数字を知り、それではいけないと腕を上げる事が必須・・・なのです。


写真は先日作らせて頂いた勉強机ですが、やはり社長に捕まって言われてしまいました。「値段、出してみろよ!」

 

・・・私は建具にしても小物にしても、自分が手塩に掛けた商品が、一体いくらでお客様の元へ届くのか、いつも気にはなりますが・・・
自分で計算させて頂くとなると・・・26時間どころか・・・時間が・・・時間が足りませんっ!!

何かにつけて宿題になるので、これで嫁に行けなかったら、社長に責任とって頂きたいと、切に願っている福西でした。

 


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