折笠です。今日は道具のお話。
最近、また玄能(かなづちのことです)を仕込みました。元あった柄から違うものに交換です。
今回は山桜の枝で仕込んでいます。
思いますに、かなづちなんてものは叩ければいいわけで、ホームセンターの数百円のものでも十分仕事はできると思います。
しかし世の中には何十万円もするようなものがあったり、多種多様な大きさ、形のものがあります。
昔、木組みの家の柱の穴を専門的に掘る職人はかなづちの重さにこだわり、何度も作り直させたそうです。
柄ももう少しこういう感じに、と思ううちに自作するしかないわけで。
今回は抜けないようにクサビも打ってみました。
気にならない人には全くわからないことなのでしょうが、自分にとっては大事なことだったりするものではないでしょうか。