しあわせーって、なんだぁっけ♪

2013/10/16 | Categories:ブログ

秋の行楽、連休もあっという間、福西です。
製菓子食品を求めて、世界から選りすぐりのワインにチーズ、輸入菓子など、幸せの食品庫「成城 石井」などに行くと、陳列されている120パーセント美味しいやろ!の食品をついつい手にとってしまいそうになりますが、「イカン!」と自分を律するのであります。
私は、絶対的に美味しいと分かっている食べ物を賢く選ぶ人生にしたくない葛藤と、最近は戦っています。

 単純に「美味しいものは美味しい」と顔をほころばせて頂けば良いのは解っているのですが、私はなんだかそれって面白くないように思えます。100点過ぎるのです。

 

中学生の頃、友人の家の屋根の上に登って夕陽を見ながら食べた、パッサパサの手作りクッキーがビックリするくらいマズい・・・、しかしなぜか癖になって、美味しいとさえ思うようになって、さらには止まらなくなって、強烈な思い出になって。

 

人それぞれが持つ「豊かさ」の価値は違うと思います。
私は、壊れるはずの無い石橋よりも、台風にも耐えて耐えて、柔良く剛を制すみたいな沈下橋を検討したい。
ワインにチーズ、輸入菓子は、絶対的に期待を裏切らないですが、100点以上にはなりません。けれど、手作りクッキーは赤点でも、もしかしたら強烈な印象に残った様に、120点になり得る可能性があると思います。なぜなら、作り手の気持ちが入っているから。

建具を作るのも同じだと思います。今のところ、私の思う「豊かさ」とは、無限大の可能性を秘めた、形の無いものだと感じています。

だからと言って、物質的豊かさを否定してはいません。
ものが存在することで、人の気持ちを動かせるなら、それもまた「豊か」と言えると思います。
では、今日はこの辺で・・・

 


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