しぇんぱい。
2016/06/12 | Categories:ブログ
福西です。最近の工場には縦にも横にも体格の良い脂の乗った年齢の新しい人が増えました。
皆が固まったら少々暑苦しくて・・・、それをフレッシュというかは、不明です。
一般の社会経験のあるなので、私たち業界一本で来た職人気質とは異なって、性格や考えが偏っていない柔軟な印象です。この新人さんたちが、最近では重たいモノ、いや重たくないモノまで運んでくれてレディーファーストな環境の変化があり、女子の私は大助かりです。
そしてその様子を見ている70,80歳の職人さんたちが今度は奮起して、木を割ったりとする危ない作業を肩代わりしてくれて、「いや、私出来るんですけどー」
と思いながら、私は楽ちんです。
さて、今夏、家具手加工作業の検定試験を受験する後輩がおり、そのほんの一部を一緒に練習しています。
個人的ですが、私には年の離れた弟がいますので、年下の男の子は無条件で可愛いく、ついつい世話焼きしてしまいます。
まぁ、手が掛かるので、ついつい「何回言わせとんねん 怒」「そこちゃうやろ!」と普段語を口走ってしまいます。
しかし、この男の子。私に小慣れているようで、キツイ事を言ったかな?としてしまった後でも、至って本人はケロッとしています。緊張感がないわけではなく、聞く耳もあり、そして、自分の意見を持ち、遠慮なく発して来るのは、それに由来していると感じます。
これは私が昔、後輩の立場にあった時に理想としていた関係であり、モノを作るのも、また躾などを覚えるにも互いに一番よい関係性です。
今になって、ようやく何かが実を結んだのかなと感じています。
自分が頼りないので、周りを見渡せばみんなしっかりしています。
そうして、みんなが自立していくよい先輩になりたいです。
引き出すことも為せる技?引っ張るだけが先輩じゃないのよ。
さぁ、今週も締まっていこーーー!