春は、どうも寝過ぎてしまいzzz・・・、目覚まし時計の購入を検討している福西です。
さて、「しぇんぱい」とは「先輩」の事です。
大西商店に入社した新人は、一人の職人さんに弟子として付くのではなく、全員の職人さんからその時のタイミングで学び腕を伸ばします。一人で仕事を貰うにはまだ早く、下働きの様な作業を数年重ね、モノ作りのノウハウを叩きこみます。出会う仕事は様々ですが、私も同じ道を辿り、職人さん皆が「しぇんぱい」であり、「師匠」です。
技術が全てのこの業界では、「師匠」は絶対的存在ではあります。
私にも直属の「しぇんぱい」が居て、仕事はその人に教えてもらいました。
ただ、あまりにも恐ろしくて口答えや意見が出来なかったので、「私は後輩が出来たら、反論もされる隙のある先輩になりたい」と思っていました。
そして今、後輩から何か耳の痛い事を指摘されると、瞬間、くだらない自尊心が汚されたようで「ムムム・・」と思うのですが、(これは自分が過去、願った事だった)と思い直すのです。
もっと、もっと意見される「しぇんぱい」でならねばいけないと思います。
下も上に言える雰囲気のある会社は素晴らしいと思います。
そして、私が恐ろしかった「しぇんぱい」ですが、道理は置いておいて、一本、筋が通っていたから、もの作りに真っ向勝負で逃げていない事が良いと思えたからついていきました。
何事も逃げてない人ってカッコイイ!