やっとこさ、第一関門突破!
2013/06/24 | Categories:ブログ
福西です。
とある、検定だったかグランプリだったかの練習会。
休日に2、3時間かけてわざわざ教えに来て下さった職人さんが、血相を変えてカンカンになって怒って帰ってしまいました。
なぜかと言うと、あまりにも私たち練習生達の出来が悪かったからです。
十分練習して来たかと言うと、「ハイ」とは言えなかったので帰られた理由は良く分ります。死にモノ狂いでやったところで、一朝一夕で身に着く技術でもありません。
今、逆の立場で、少しその方の気持ちが解る気がします。
汗水垂らして獲た、自分の宝である技術や経験を教えるのに、教わる側との意識の差が違っていては教える意味がありません。
しかし、その方のように帰ってしまうのは簡単です。間違っている所を解っていながら、見て見ぬふりをしているのも簡単です。
「無理」「諦める」事は、論外です。
モノ作りを覚えるにあたって、時代が流れているから変わった事ってあるのでしょうか。働いてるから、1から10まで手とり足とり教わる事は出来ないけれど、「分からない」、そう言える立場なら、自分の考えは持ちつつ、「分かりません」と言えた方が随分と近道だと思います。しかし、「分からない」ことが「分からない」のも良く分かる。
正しいのか違っているのかも分からないことも。だから、一度、裸になった方が良いのです。賢く無い方が技術は早く、身に付きます。