コレで酒が呑める?
2013/01/23 | Categories:ブログ
少し前に大工道具屋さんにお願いして探してもらってた物が届きました。
自分自身とても信頼してる道具屋さんなので、
あえて作者、銘柄指定は無しで
雰囲気だけでいいモノを!
と探して頂きました。
条件は・・・
派手な装飾は無し。
艶消し。
やすりの仕上げキズが綺麗に入っててそれが模様になってる。
一生の相棒に出来る。
存在感があるモノを!
と、、、抽象的なリクエストに
見事に答えて頂いた逸品。。。
もっと高価で有名な物はたくさん・・・
でも名が売れすぎて高価な物はね~
実際、有名どころも聞いて下さったようで、、
何故か中間に入った業者に吹っ掛けられたような値段と、
納期が年単位!
ちょっと天狗になってらっしゃるのでは・・・・・・
金物屋さん、僕に「待ちますか?」・・・と問う事もなく
代わりの良いモノ探して来てくれました。
一回問い合わせて良いモノが無いと言われた鍛冶屋に
もう一回掛け合って引き出しの奥から・・・・
あったんや~!
って事で無事僕の手元に。

勿体ぶった代物は玄翁(金槌)でした。
写真の奥に写ってるのは
柄になる木で、グミの木の枝。
適度に粘りがあり
適度にしなり・・・
玄翁の柄としては
これが好きで愛用してます。
今回は皮つきの物を探してもらって
ちょっと皮を残した感じで仕立てようかと・・・・
しばらくはこの棒を眺めて
頭の中にある柄の形とリンクさせて・・・
それがマッチした時、
削り成形して行きたいと思ってます。
大事に仕込み、技能グランプリで活躍してもらおうと思ってます。
逸品を前に良く言われる、
「これで酒が呑める。。。」
この玄翁、呑めますよ!
里田でした。