技能グランプリを終えました。日本一の縁起を担いで夏は富士山に登り、金色の部分ブリーチを入れ黄色を着てみましたが、全く届きませんでした。悔しさが日ごとに増しますが、参加出来、完成した嬉しさもまた染み染み感じます。
実は大会で今回初めて、持ち込み道具の検査がありました。
自作のときん面鉋は、引けば規定の寸法にバッチシ決まりますが、規制がかかり幻となりました。
一級技能士たるもの平鉋で床と平行に鉋がけすべし!エンピツ墨を目安にときん面をとりました。
案外イケるもので、随分にこだわっていたトキン面の目違いを作らないことはそんなに大したことでは無かったことに気が付きました。
今回のグランプリの採点は道具の選抜や使い方、加工工程など、一級技能士としての在り方もまた問われていた様な気がします。優勝作品は、胴付きが吸い付いていてこれが建具だ!というものです。
建具職人としてのプライドを再度問い正すグランプリ。とっても良い大会でした。
福西