丁度良い加減

2012/04/23 | Categories:ブログ

 

本日の担当は福西あゆりです
「丁度良い加減」についてお話させて頂きます

「丁度良い」という言葉があります。
人・事・物に限らず、身の丈に応じ過不足なく一致する様というところでしょうか。

入社3年目の頃の話になりますが、、
建具高2.5m、幅1・5m大きな框ドアに5センチ角の格子が両面に入っているガラスの吊り戸を作らせてもらいました。そんな大きなものは初めて作りますから、試行錯誤で必死でした。
そして組み立てる工程の段、その頃にはその幅の入る組み立て機がなかったので、手での組み作業しか仕方ありませんでした。
組む事は製作の総仕上げ、全ての工程を上手くしても、きっちりと真かね(直角)に組付けしなければ納まるものとはなりません。そして手で組むということはさらに難しい作業です。3年目で、経験もなかったので、ここは、、ということで大先輩職人さんが代わって組み立ててくれました。

組み立て後のひと言・・・
「上等、上等。」
普段、怒られることは多々あるものの、早々褒められる事はありません
今12年目にして思うことは、その言葉の中には「丁度良い加減」があったこと
丁度良いホゾの付け方・ホゾの効かせ具合・穴のほり方・胴付きの長さ・等々・・・
私たちは0.1ミリを加減して仕事をしますから勘と経験がものをいいます。
それもその時々の木の乾燥具合によって加減が違うこともあります。
12年させて頂いても、「上等」という褒め言葉を頂いたのは、ほんの2・3回です。

この褒め言葉をお客さまから頂ければ、これに勝ることはありません。
1年365日、日々精進し良いものを納期中にお届けすることが私たち製造者の使命であります。

 


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