GWが明けました!工場は部材加工されたヒノキでいっぱいで、組子がわんさかわんさかにぎやかです。
相変わらず安定感抜群のベテラン職人さんの超仕上げ鉋ですが、
「一体刃物は何度で研いでいるのですか?」と聞きたくなります。
(私は知っていますけどね)
そしたら先日、またもやドラマチックな工場で興味深い現場に遭遇してしまいました!
工場の1フロアのみ、職人さんの影響大きく、超仕上げ鉋の刃物は誰でも使って良い、ということになっていますが、なんと共有人数が増えていました!!
職人は概ね、刃物を何度で研いでどうたら~こだわりのウンチクを語りたい生き物ですが、職人間で「刃物を共有」するすばらしさに私は感動してしまいました。
日本のどこかの家具屋さんでは、従業員が鉋を共有すると聞いたことがあります。
するとかならずコミュニケーションが生まれますし、上が下の指導にもあたるでしょう。
後の人の事を考えて思いやりが生まれ、また受容し合ったり、関係性が出来るわけです。会社全体がこういうことができたら、きっとその会社は世界一良いものをつくる会社ですね。
ということは、、道具を買わなくてよい、ということは、、家を建てられるということだなぁ~とアレコレ妄想してしまいます。
ちなみに、ベテラン職人さんの研ぎ角度の答えをいいますと、、
残念ながら何度でもありません
「研ぎ機械を使った、前の人の続き」でした。やたらめったら機械を触らないのです。
こだわってない!職人の神様。
福西