匠の祭典

2018/07/17 | Categories:ブログ

北山杉で有名な、京北地方で

技術の伝承「匠の祭典」に参加して来ました。

建具屋には馴染みのない、

鉞(まさかり)、手斧(ちょうな)

槍鉋、大鋸(おが)という消え行く刃物の初心者体験、また競技大会です。

現代では木工機械の発展で活躍の場も使い手もほぼ居りませんが、文化財の修復、神宮関係等では、古来の工法でと指定で修復の機会が在るそうです。

木挽きから始まり宮大工、時間と手間を掛け手で刻む工法に、皆さんが口を揃えて仰ることは、機械の様に余計な圧力や熱や油を加えないから手での仕上げは、木の目を絶たず、繊維質を潰さず、長い時間を経てその違いが現れるという事です。

昭和初期の手加工で作られた建具が、未だにビクともしないのと同じですね。

消え行く技術、道具にしない為には、この大会の継続と、もっと広く大きく関心を持ってもらうことですね。

刃物・道具がないと、我々職人は手も足も出ませんから他人事には出来ないと感じました。


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