角度がつくと、非常に加工が難しくなるのですが、斜め桟の通りを保ち、尚かつ、折り矩の胴付きをピシッとつかせた建具ができました。
どの機械にも入らない3.3メートルの建具もあり、とても原寸をとれないので、さすがに建具職でも【逃げ】を作って上手く納まりました。
大きな加工物には小さな道具を、
小さな加工物には大きな道具を、
とよくいったものですが、ここまでになると手加工が必要なようです。
頭は柔らかく、機械と手、バランスの良い技術と感覚が必要ですね。
家具屋さんが作ったらどんな納まりになっていたのか、それも見てみたかったなぁ、と思う。
福西