強気。

2014/10/08 | Categories:ブログ

福西です。
このところ、毎日が目一杯で、仕事をし始めた頃を思い出します。
職人さん達の技術に追いつくのに必死だった頃。
「そういえば、仕事ってこういうものだった」と思えてならない。

10年以上、その昔、工場の、人の居ないフロアに電気が消えていると、うちの社長によく、
「死んだ工場にするな、煌々と電気は灯せ。」と怒られた。
加工の刃物が少しでも切れ止むと、すぐ飛んで来て「変えろ」と言う。
刃物の在庫は切らすな、使う時に無い状態にするな、それを「管理しろ」と言う。
そして、良いものをたらふく喰えと言う。

しかしそのくせ「木は使える所まで目一杯使え、捨てるな」という。

私はこういう考え方が好きだ。20代の成長過程でこの強気な考え方に出会えたことはとても幸いだった。若い時分は、良い指導者に出会えるか否かはとても人生を左右する。

使う時は使え、要るモノは惜しみなく使え。
その分、働けば良い。汗をかいて稼げば良い。
大喰らいするくらい働けばよいのだ。

ここ数日は、疲れているはずだけれど、この疲れがなぜか心地よい。
自分の限界を決めずに、体を使って働く事が、自分の性に合っている。
愚がつくほど、仕事がどうやら好きなようだ。
それは、ものを作る工場の誰もが本来は同じだと思う。

P.S
最近は電気を消していても、怒られることは・・・ないけれど。


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