日本最古の建具

2012/06/02 | Categories:ブログ

こんにちは、下山です。

入社してちょうど2ケ月が経ちました。

じわじわと暑くなってきましたが、新しい仕事も増えてきまして
しっかり水分とって後れのない様に頑張っていきたいところです。

今回は建具のお話。

前に読んだ本に、日本で現存する最古の建具について書いてありました。
現存するもので最も古いとされているのは、

奈良の法隆寺金堂裳階の中の扉とされています。

でも、これは昭和の大修理時に火災がおきて焼失してしまい、
2枚を張り合わせて1枚に復元されていて、現存とは言い難いみたいです。

元の扉は、およそ高さ3000×幅1000×厚み100の桧の節無しの一枚板だったそうで、
なんという贅沢な扉だったのでしょうか…今、そんな木が日本にあるのだろうか??

現代の大半の建具であるフラッシュ戸は明治時代以降になってからです。

ちなみに、確認されているもので一番古いものは、弥生時代の遺跡で発掘された
約60×47×4の柾目扉だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機械もなく手加工のみですべてやっていた時代は技術もすごく大変でまさに匠だったと思います。今日の機械も便利ですが非常に危険ですし、これはこれで技術が必要です。

大西商店では両方を身に付けて行ける環境だと思いますので、しっかり学んで吸収して行きたいです。

6月も頑張りましょう。

 

 

 


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