高さ2.5m幅1m超の板戸の玄関扉を製作しました。外回りの建具を木製にする場合、熱射、雨風にさらされるので反り割れ、耐久性の課題が付きまわります。
大西商店では、呼吸する無垢板を合板に耐水ボンドで一晩中接着する方法をとっています。他にも制作方法はあれど、かつて在席していた超腕利きの職人さんがきっと試行錯誤の末、この様に教わりました。
クランプで隙間の無いように全体を強すぎず緩すぎず寄せ、締めながら一枚ずつ圧着、さらに芯材とサンドイッチするまでは製作者としてはなかなかしんどい仕事となります。
もっと楽に早く出来る方法もあるかとも思いますが、建具製作者はいいモノを作るにはエライ思いをすべきだという持論です。
というのもあるかもないかもしれませんが、ヒヨコが初めて見たものをお母さんと思い込む如く、すでに体に沁みついたテンポなのです。
では、あしたもがんばろう♪
福西