折笠です。ゴールデンウイークいかがお過ごしでしょうか?有意義に過ごしてリフレッシュしたいものですねぇ。
さて今回は、桶屋さんのお話。
大阪、十三に一軒、おじいさんが一人で手作りする桶屋さんがあるのです。
たまに前を通りますと作っているところを遠目ではありますが眺めておりました。壁にはたくさんのカンナやのこぎり。黙々と仕事しておられます。お声をかけて近くで見せてもらいたいと思うのですが邪魔をしてはいけないと思い、毎回遠目で見るだけです。
先日、地域の情報誌を見ていましたら、桶屋さんのおじいさんが亡くなられたとのこと。ついに、という感じです。遺作になってしまった商品たちを販売しています、ということですので行ってまいりました。
跡継ぎの方もいらっしゃらないそうなので、現在では珍しかった風景も無くなってしまいます。初めて発見したときは、まさかこんなお店がまだあるとはと思いました。
奥様にお話を聞き、道具も見せていただました。それはもう古い道具たち。しかし現役の道具たちばかり。
お仕事されている時にお話を聞けたほうがよかったかもしれませんが、作ったものを見ることで十分な気もします。
まだ商品も残っておりましたので興味のある方は覗いてみてください。仕事場の雰囲気がとてもよいです。樽加商店で検索しますと地図も写真もたくさん出てきます。