知人宅の建具

2021/06/18 | Categories:ブログ

知人宅の建具を先日納めて頂きました。発案して簡単な図面を描いて、製作、取り付け、一軒の建具が納まるだけでこんなに大変だとは思いませんでした。

廊下と階段を仕切る天井いっぱいの大きな開口の引戸ですが、当初リフォーム会社では壁を立てて既成扉を設置する予定になっていたそうです。出入りの間口が極端に狭くなることの説明や、新たな提案さえ無かったそうで、素人相手に不親切な業者というのも存在することは残念です。とはいえ、知人夫婦に大満足して頂いて良かったです。

技術的には難しい加工の選択をし、首を絞てしまいましたが、技術専門職である私は人の言葉は素直に聞き入れられなくても、技術が私に未熟さを教えてくれる、いつでも謙虚さを忘れてはならないと思いました。

ひとつだけこだわったのは、銀杏面という飾り面の、Rですが、買った鉋をそのまま使うと平べったく味気ないので台からいじりましたが、この時師匠の同じ鉋面を見て驚嘆しました。

かなり繊細な部分ですが、師匠のそのRにどうしてもならない、研いでも研いでもならないのです。社長がよく「面の一つが大きくてキレイ」と言う、これは生まれ持ったセンス、と建具をよく知っている、ということだと思いました。

たくさんの方に協力して頂いて、これこそ良いモノづくりが出来て感謝です。

福西


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