今日は東日本大震災の日ですね。この震災を風化させてはいけないと思いますが、それについて語るのはとても難しいです。福西です。
先月ありました色々で、私は仕事、就業時間外の過ごし方についてよく考えるようになりました。ここ数週間は仕事に万全を期せるよう、就業後、休日などは極力休養を取る事を心がけました。何にもしない、イイ生活をしていると若干肥えてしまった感が否めませんが・・
それはさておき、やはり男性社会の職人集団に混じる日々、感じる事は、女性は精一杯意地を張っても男の人の力半分。体力も半分、職人としての現役寿命も半分だと思います。
20代の頃は、寝ないですれば出来ない事なんて無いと思ってました。
現在は、仕事中のリスクを繰り返したくない思いから、「仕事」にそれ以上の+アルファーが付くと、一瞬考えてしまうようになりました。本来の仕事に差し支えては元も子も無く、何かを足した場合、何かを差し引かねばならず、そのバランスが少し難しいと感じる年齢に正直なりました。
職人は仕事だけしていれば良い、という職業ではなく、人の見ていない所で鍛錬する事でより磨いていく事が必要です。そして技術は、上を見ればきりが無く、厳選していくことでキリをつけていくことも大切です。
しかし、もっとも大切な事は、自分をよく知る事、どこまでが仕事に差し支えないかと自覚する事だと思います。チャレンジし、動き続けていると、もっともっとしたいという頭の中の欲求と、反対に、体は自覚無く疲労していたりします。気分が高揚状態であり、それで一度頭を打った私は何事も過度にし過ぎる事に十分気をつけたいと思います。
刃物が常時回る危険と隣り合わせの職場です。やる時やって、休む時休む!これが一番の近道です。そして、女性の職人としての諸問題、私の場合は、工夫やアフターケアによって乗り越えられると思っていますし、何より生まれてこのかた、いつも2番手3番手、女性だから出来なかった悔しさを良いエネルギーに転換、人は関係なく、自分がどこまで伸びられるかが、私にとってのもの作りにおける課題です。