先日組子入り引戸を製作させていただきました。
私が担当させていただいたのは、外枠部分。
まずは木取りから、建具Hが高いのと、材料、仕上がりなどを考慮して出来るだけ木目を通します。
桧材の場合、木表側の白太部分を見ると木目がどの様に通ってるか、比較的分かりやすいと思います。
次はいつも通り、製材→墨付け→加工→組み立ての流れですね。
組み立て作業もスムーズにでき、余計な手間をかけることなく、外枠がスカッと仕上がりました。
今回のように納期が迫ってる仕事は、段取り、スピード、正確さがとても重要となります。例えば建具を組んだあと手直し、補修などに手間を取られると、いつの間にか数時間、半日と過ぎていきます。。本当にその様な時間、人工はもったいないので、組む前の工程を特に大切にします。
力を入れる工程はしっかり行う、スピードと効率重視でできる工程は力まず一気に行うなど、仕事に対して強弱をつけると速さ、精度、仕上がりのバランスがうまくとれると思います。
あとは、押さえ固定→ガラス入れ→組子入れ→再度押さえビス固定→キズ等確認→寸法等、最終確認→終了。
今回の建具は組子が主役。
組子もスカッと仕上がっていて、流石プロの仕事という感じでした。
私の作業は脇役でしたが、また良い建具が出来た際にはブログにあげたいと思います。
武田でした。
建具仕様
ハンガー引き違い戸
H2340
w685 一本幅
DT40
框80㍉
上下桟84㍉
材料、桧