「最近、ちょっと肥えたのは8日連続で打ってる点滴のせいやわ。」と言ったら、
「その点滴は抗生物質であって、栄養剤は入って無いですよね(怒)」
と後輩に突っ込まれました、はいそうです福西です。
仕事帰りなどに大阪の街を歩くと、やっぱり太閤はんの天下の台所、さすが食いだおれの街やわぁ~と思います。お金に見切りをつけなければ美味しいものにありつけますが、安くて旨いもん!が大阪人の食い道楽ですね。
明治創業の自由軒の名物カレーと言えば、ご飯にあんじょうカレーがまむしており、真ん中にでかい顔した生玉子が乗っかった、かの織田作之助も通ったと言われる名店です。
10年と少し前の話になりますが、私が高校生の時分、友人と若者の聖地・心斎橋に出るのに、その友人のお父さんが「これで何か旨いもん喰って来い」と持たせてもらった5千円で、私たちはそのライスカレーを食べました。
当時はその斬新な見た目、そして辛い!でも玉子がマイルド~と、垢ぬけない私たちには何て洒落た食べ物だったのでしょう。
それからというもの食す機会もないまま年月が経ち、生涯2度目のライスカレーは・・・
「う~む、辛味だけでなく、16、7才の青春の酸味と甘味も今となっては感じられる。
あぁ・・なんて懐かしい味だろう。けど、今の私には香辛料は体に悪いかも・・・」
と、いうところまで、店のショーケースを眺めながら想像して、
「さっ!家で、寝て待ってる人と、チンッされるご飯があるわ。帰ろっー」と今宵もまた、自由軒を後にするのでありました。