銅箔マン

2019/05/24 | Categories:ブログ

最近、特殊な仕事が自分の担当になることが多い今日この頃。

今回は防音シールド扉を製作しました。

室内で脳波の測定をする為、外からノイズが入ってしまうと、正確な測定ができなくなるので、扉、枠、壁、に銅箔を使用して製作する仕事。

銅箔を伝って、部屋中に電気を張り巡らせると外からのノイズがカットされるので、銅箔を使用するようです。

枠、建具の大手も木材ではなくステンレスの曲げ材を使います。

曲げ材に合わせ木材を図面と納まりを考えながら効率的に製作していきます。

建具も特殊で三段重ね構造、全て貼り合わせる面材が異なります。

一段目はケイカル板(よく大工さんが軒天とかに使用する材料)

二段目はラスカット(在来工法の外壁に使用する材料)

三段目は有孔ベニヤ(主に吸音効果がある材料)

防音も兼ねてる為、扉の段ごとにグラスウールも敷き詰めます。

あと、ラスカットの層に銅箔を巻き込みます。

製作の説明は長くなるので、このぐらいにしておきます。笑

今まで、二段構造はやったことあるけど、三段構造は初めてでした。

とても良い経験をさせていただきました。

あとは現場でなんの問題も無く取り付けられて、外部からのノイズがシャットアウトできますうに!!

特殊な仕事だとより一層、施工完了まで落ち着きませんね…

さあ次はなにを製作いたしましょう……

武田でした。


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