+2時間☆

2012/07/02 | Categories:ブログ

お堅い話はやめましょう~
お前が言うな!ってか♪

先日こんな事を思いました。
月例の焼き肉飲み会、お店には著名人のサインが並べられていました。
格闘技系の方の出入りが多いらしく、中でも別格でキラリ☆と輝くそのモノは、なんとWBC世界バンタム級王者長谷川穂積選手!!長谷川選手を知らなくても、誰でもチャンピオンと聞くと「ほー!」と言ってしまいますよね。
サインの列の中に、「シュートボクシング2位」とか「3位」などの選手の物もありました。
全くの素人なので、それがどれだけ凄いのか良く分からないと思ったと同時に、やっぱり1位以下はそれほど大差は無い気がするな~と感じました。

 

社長の良くいう言葉に、
「一日26時間」というものがあります。
解釈はそれぞれですが、私の思うのはこうです。
技術を習得しようとする職業では、ただ時間が流れれば身に着くものではありません。
人はみんな平等に一日は24時間ですが、どこかで26時間、つまりは余分の2時間を作らなければいけないのですね。
私はその2時間は「いつの間にか」の時間だと思っています。
例えば、私たちの木工業界では刃物を研いだり道具を直したりすることが必要です。
言わば仕事の下ごしらえの作業です。
そういった時間の掛かることは、出来れば「いつの間にか」にするようにしています。
仕事で鉋を使う段になってから、「さー、研ぎにいくか」では1歩が遅いのです。
流れを止めることにもなり、「間」が良くないので体が気持ち悪く感じます。

 

話は少し変わりますが、今、建具の1級2級手加工検定に向けて若手が奮闘しています。
頑張っている姿を見て、努力していると判断できることもありますが、私は目に見える事はあまり信じないでいようと思います。違った言い方をすれば、目に見えないものを見ようと思うのです。
というのは、やはり結果が全てであると思います。顔色一つ変えず、余裕に見えて実は「いつのまにか」の時間を使っている場合もありますし、無い場合もあるかもしれません。
前文のチャンピオンはやっぱり、頑張ったではなく、精一杯頑張った、でもなく、寿命を縮める程頑張ったのでしょう。
試験に合格できた人は頑張ったのです、厳しいことを言えば、合格できなかった人は自分の中で頑張りはした、けれど周囲から認められるほどの「それ」ではなかったのです。
試験も残すところ1ヶ月を切り、受験生は今一度、顔を上げ周りを見渡して、目の前のことに必死になりすぎていないか、体だけでなく頭も使って自分の能力の足りないところは人にお願いして協力を得ているか、振り返ることが大事ではないかと思います。

毎日の作業でも「いつの間にか」仕事が早い人とは、無駄な動作を極限まで削る工夫をされています。
私も、頑張ろう♪

また・・・堅い話になりましたね。。福西でした。


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