福西です。
大西商店には、何かと凝り性の方が多いのですが、私は「飽き性」だと思います。
大体2,3年周期でそれはやってきます。始めのうちはどっぷりと燃え上がるのですが、時期が来るととたんに興味が無くなってしまい、パタンと愛情が薄れ、あっけなく終焉を迎えてしまいます。過去の事例を挙げると、イタkiss(漫画)、サッカー、お芝居鑑賞、宿場町巡り、アンジェラ・アキ、シュークリーム作り・・・
これと言って極めたものはありませんが、大いに狂ってた時期も無きにしもあらず。
ここ2,3年は、写真の本たちの著者「松浦 弥太郎氏」にゾッコンでありました。
暮らしの手帳の編集長でもある氏の著書は、啓発本的なものも中にはありますが、「右から左」とはならず、心にすんなり落ちてくる感じがして、幾度も読み返し、少なからず影響を受けたと言えます。高校を中退しアメリカに渡航、世界各国を自分の足で渡り歩いたその文章からは、多感な青年松浦のリアル恋愛模様や、旅の情景、現地人との接触の様子が実体験の様に、自然と思い浮かんできて、ずっと側に置いておきたい本たちだと思っていました。
しかし、残念ながら時期と共にやはり「それ」はやってきました。ご本人を目の前にした時のあの胸の高鳴り・・・目がハート❤だったのに・・・。追っかけファン気味に、あれだけ好きだった松浦氏も、なんだかお腹いっぱいになってしまいました。。
色々と目移りはしますが、私はアレやコレや器用に手を出せる性分では無いので、一つだけ、これしかないというものを持てれば十分だと思っています。
10年続ければ「天職」だとA木工の社長さんが仰られていましたが、まさにそうだと思います。この仕事は4月で12年目にもなり、未だその奥深さに魅了される日々です。
木工だけは凝るや凝らない、流行り廃りなく、一生涯続けていきたい私のたった一つ、
変わる事のない大切な事であります。
そして次に選ばれたのは・・・
「ビリヤード」と、10代の頃から憧れていた世界随一の木工大国ドイツの言語習得です。
最近はそんな日々です。