100点以上の建具

2020/06/10 | Categories:ブログ

自慢ばかりでごめんなさいね、福西です。

一般的な建具屋さんは父子だったり、片手で数えられる程の人数が良しですが、弊社は作業中隣の人とお尻があたってしいまうことも稀にあってしまいす。

毎日、毎日、紙貼りの障子を作らせて頂いていますが、他の建具屋さんより難しい仕事をしている自負があります。

それは技術的な面というよりは、協調性。繊細な仕事が要求される無垢の建具ですが、普通はこの類は一人の職人の感覚のみで作るもの。【建具屋さんは大きくなるな】と巷ではいい、感覚の共有が難しいからです。

昔、最も優れた技術を持つ、頭の職人の感覚に合わせ他の職人さんたちは眉間にシワを寄せながら、見た目が100点の素晴しい建具を作りました。でも、それでは見習はよくても中習、職人は伸びない。なにより頭の職人自身がいつか守ることに必死になってしまうのではないかと私は思います。そして作ったものに滲みでる感情と個性がないような気がします。それに100点が満点だと誰か決めたのでしょう。

製作段階の工程で、誰一人嫌な想いをせずに責任感、やりがいを持って作るもの。それが100点以上の建具。

100点のものを作るのも至難ですが、それ以上のものを作るにはコミュニケーションだったり超えるものがより多くありますね。

大海原に挑戦すれば巷のナントやらは、単なる噂にすぎません。


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