「Aloha~」のお気楽さが羨ましくて「2011年技能グランプリ」が終わった2年前、出来もしないウクレレを買いました。自分に少し満足したのでしょう。
今回はと言うと・・・、
本当に自分は足りないのだなぁと反省し、「もっと技術を上げたい、道具に触りたい、作りたい!」です。練習ではあれだけ頑張ったのだから、まだまだやれるはず!と気が満たされないのです。
さてさて、工場に帰ってからというもの、「待ってましたー!グランプリ中はゴメンネ❤」的に同じフロアの職人さん達が気持ちの良いようにと動き回る気合い十分です!!
今回のグランプリの経験を時間の経過と共に整理出来てき、勉強できたかな?!と思える事は、「もしも光の当たる人が居れば、必ず見えないところで誰かが下座の仕事をしている」ということです。上手く回そうとする為には、誰かが、皆が嫌がる土台作業をしているということを感じました。誰も見ていないとは言っても、絶対に一人、誰かは見ているのだとも思います。私も、そろそろそういう番かもしれません。
私が、普段何となく思う事があります。
会社に勤めさせて頂き、一従業員の身ではありますが、実は・・・「社長に認められるよりも、仲間や同僚に認められたい」と思っています。そう!上よりも仲間です。
同じ技術職として、認め合うとは相当に難しい事。けれど、「アイツ、やるで、やるで!」という声が出たら凄いことです。それには、始めに書いたような下座行あっての事だと確信しています。
大袈裟に言うと、それだけでも良いくらいです。
心の成長と共に、技術も上げていきたい福西でした。2年も触られないAloha~の弦は緩んでいます。