福西です。8月初旬からハワイ、お盆休みと半月夏休みを頂いていました。
お恥ずかしくも初・海外という事で、解らないことだらけ。
スムーズに出国出来たものの、入国の時には難儀してしまいました。
旅行はどこの地に行っても、まず気になるのはその地の工芸品です。
ハワイは観光地だし、日本人の様な繊細な技術は無いだろうと全く期待していませんでした。
しかし、あるお店に入った時、ハワイはハワイの良さがあると感じる優れた工芸品に出会いました。
原産のコアの木は、ハワイ王朝に献上していたという由緒正しい樹種の様ですが、花瓶や果物を盛るお皿に施された伝統文様、規則的な文様を刻むのには、直接、火で炙り絵を描き、凹凸をだし、炭の色をつけ、そこに美しい塗装をしていると教えてもらいました。また、ひとつの丸太からくり抜かれたお皿のとても細かな抜きの彫刻がされていて、それは歯科医が使う様な電動の道具を使うそうです。
自分も日本でドアを作っている職人だと、写真まで見せてお店の黒人のJamesと話していたのですが、「きみは何年その仕事をしているんだい?」と聞かれて、
全く英語の知識を入れてこなかった私は、
「thirty」と答えてしまって、
Jamesは突然笑いだして「おいおい、やめてくれよ。僕には君は25・6に見えるんだ。それなのに30年もしているわけがないじゃないか。アメリカンジョークにもならないよ」
と言われました。
ただし、会話は全てジェスチャー英語、憶測です。
海外に行く良さは、自分の知らない事、予想できない事に出会えることだと思います。
守りに入る事なく、たくさん恥をかくことが大切ですね。そして、成果主義、時間の価値感覚が違う事にも驚きました。
そして、今まで自分の中でこうしなければいけない!というこだわりが、消えて行きました。
帰って来て、何かと、「こだわらなくても、どっちでも良いやん」って思います。