Lightな人

2015/07/16 | Categories:ブログ

 

福西です。今日、網戸をゴシゴシ洗っていてふと思った。
「こういう泥を含んだ外でする仕事と、内でする仕事の境が、最近は一緒くたになってるなぁ」

私が入社した頃は、縁台(作業台)の上で糊仕事はご法度だったし、絶対に材料置き場してはならず、先輩の縁台を使用したり、当て板というものは特に神聖なものだった。
言われずとも、そういうピリピリとした空気があった。
今はそういった内と外とのけじめがつきにくい。
けれど、今の人がそれを知らないというのは、知っている人が伝えて来なかったから。
言うべき人が遠慮してしまったからだと思う。

 

さて、建具屋さんというのは、「こうしなければならない」の決まり事が多い。
だから守られてきた伝統や技術もあるのだけれど、今の人には少々堅っ苦しいのかなとも思う。
ですから例えば、ほぞを立て引きから入れるか、胴付きから入れるか。
穴を三角に掘るか、山形に掘るかとよく討論しているけれど、どっちでもいいんじゃない?!という軽さも大切な気がする。

一日の仕舞いの工場が散々に散らかっていても、最近のわたしはLightである。
「みんな、よく働いたんやなぁ~お疲れ様~」と思う軽さが2割。
8割は「みんな分担してよ!」である。

そのうち、私もlightになるだろう。。

 

 

 

 


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