2月です、福西です。
今年初めの新年会で、他社の方から、
「大西商店は年配の職人と若手の関係が上手くいっていて良いね」
と言って頂けたそうです。
大西商店の工場では始業のチャイム、12時の昼休憩、3時~3時10分、そして終業のチャイムが工場に鳴り響きます。
ひと昔前は、休憩時間は明確でなく、それぞれに職人さんたちは自分のタイミングで一息つきました。この頃、見習いの私は先輩方と仕事をしている中に、休憩をとるという事がなかなか出来なかったように思います。職人さんに比べれば、ただでさえ手が遅いので堂々と、そしてまさか腰かけてなど休めないのです。
そういう時代だったような気がします。
今は、その日のタイミングで、3:00~3:10、休憩時間には出来るだけ工場の機械を止め、気を休めます。職人や若手が混ざり合って談話する中に、個人で進めている仕事の思い込みを指摘し合ったり、加工方法など相談しあったり、そこでミスが防がれたりすることもあるのです。そして、経験豊かな年配の方の遊びや賭け事、世間の話、日中陽の差す時間にはほぼ工場内に勤務する自分たちには、その人から外の世界を見ることが出来るのです。
大西商店の仲が良いのは、こういうことも手伝ってのことかもしれませんね。